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【eスポーツ】米国において、ユース向けeスポーツがますます拡大

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 米国では、eスポーツが通常のスポーツと同様の地位を確立しつつあると言っても、過言ではないとForbes JAPANが報じている。

 ニューヨークとニュージャージーの両州では、学校での公式競技として「eスポーツ」を導入することが検討されているという。日本から見ると、まだまだ驚きを禁じ得ないが、米国では自然な流れといえる。

 米国では現在、少なくとも7州が高校でのeスポーツ代表チーム設立を認めており、この数は今後ますます伸びていく見込みだ。現時点でeスポーツの公式代表チームがない州でも、州レベルのトーナメントが開催されており、中には賞品としてeスポーツチームを抱える大学への奨学金が提供されることもある。

 米国のeスポーツチームを擁する大学は、現在115校を超えているという。例えば大学が高校のアメリカンフットボールの選手をスカウトするのと同様、大学がビデオゲーム選手をスカウトし、更には奨学金を出すという。つまり、「ゲーム推薦」で大学へ進学するケースが増えているというのだ。

 それ以外にも、米国の学校でeスポーツの正式導入が主流になりつつある兆候として、Forbes JAPANでは次のような出来事を挙げている。

・北米プロアイスホッケーNHLのフィラデルフィア・フライアーズを所有するコムキャスト・スペクタコーは、自社の「オーバーウォッチ」プロチームの拠点となる3500席のアリーナを5000万ドル(約56億円)かけて建設する計画を発表した。アリーナはフライアーズや米プロバスケットボールNBAのセブンティシクサーズ、米プロフットボールNFLのイーグルスがそれぞれ拠点とする各スタジアムと同じ複合施設の中に入る予定だ。

・NFLダラス・カウボーイズの所有者でユーススポーツ投資家のジェリー・ジョーンズが所有するプロeスポーツ組織コンプレキシティー・ゲーミング(Complexity Gaming)は、テキサス州のカウボーイズ本部に訓練施設を建設している。施設のタイトルスポンサーはビデオゲーム販売店チェーンのゲームストップ(GameStop)で、同社はこの他にも複数のスポンサーシップやeスポーツ団体とのプロジェクトを発表した。

・今年の「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」では、高校のeスポーツをテーマとしたセッションが開催された。

・アニメ「ザ・シンプソンズ」では最近、バート・シンプソンがeスポーツ大会に参加するエピソードが放送された。米CNBCテレビによると、共同製作責任者のロブ・レーゼブニックは、このエピソードについて「未来のエンターテインメント、スポーツ、メディアに関する議論の多くをeスポーツが独占するようになる『文化の転換点』を体現している」と説明している。

 もちろん、eスポーツの成長に伴い、それに伴う様々な課題も議論されている。例えば、裕福な家庭ほど潤沢な資金を投資して有利であるだとか、眼精疲労だとか、男女の格差などである。

 だが、そういった課題を踏まえても、米国におけるeスポーツは経済を回す基盤が育ってきており、大金を生み出すことのできる選手の誕生が熱望されている。eスポーツが、ユーススポーツと同様の地位を確立する日もそう遠くない。

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KAYA

KAYA

元ゲーム会社社員で2児の母。ゲーム未経験からゲーム好きになった経歴を生かし、ゲームの魅力を伝えていきます。

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