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【フォートナイト】競技イベント開発アップデートに関する意向の発表

 こんにちは、Ioriです。フォートナイトを開発・配信するEpic Gamesが、ゲームバランス調整や新要素追加などに関する意向を発表しました。フォートナイトプレイヤーの方でなくとも見るだけで楽しめる興味深い内容となっています。要点をリストにしてまとめ、1つずつ確認してみましょう。

※この記事に掲載する一部の画像や文章は「フォートナイト公式サイト」から引用しております。

 

 

フォートナイト開発時の基本理念

フォートナイト

  1. スキル、戦術、運といったあらゆる要素を組み込むことで誰もが勝利できるチャンスを生み出し、全てのプレイヤーが楽しめるゲームを作る。
  2. ゲームを素早く進化させて、常に新鮮な体験を提供する。
  3. 最高のエンターテイメントを目指す。

 とても素晴らしい基本理念ですね。フォートナイトだけでなく、あらゆるゲームに目指して頂きたいです。

 2・3の基本理念は完璧にゲームに反映されていると感じています。他のどんなゲームでも敵わない、類の無いアップデート速度で様々な新要素が追加されおり、最近では開発スタッフの残業時間の長さが波紋を呼び話題となっているほどです。そして、その進化による新鮮な体験とかつてないゲームシステムで、最高のエンターテイメントが実現しています。

 しかし、1の基本理念はゲームに反映されているものの、勝利という面では完璧ではないと感じています。バトルロイヤルゲームなのでストームの縮小場所や拾える武器による運要素はあるものの、このゲーム独自の「建築」は多少の運要素を物ともしない対応力が有り、現在のフォートナイトはスキルと戦術があれば安定して勝利できる実力重視の面が大きいです。誰もが勝利できるチャンスもありますが、運要素は他バトルロイヤルゲームほどに大きくはありません。練習すれば報われるのがこのゲームの素晴らしい魅力であり、同時に無視できない欠点でもあります。

 一方、フォートナイトはお気に入りのコスチュームで魅力的な島を動き回り建築素材を集めているだけでも十分過ぎるほど楽しいゲームです。フレンド達とチームを組んでワイワイ遊ぶことも可能で、大人数チーム戦や特殊ルールも存在しています。現在の期間限定モード「エンドゲーム」では、キャプテン・アメリカになりきれて最高です。本気でビクトリーロイヤルを狙うという面だけでなく、多角的な面で見れば1番も完璧に反映されているのではないでしょうか。

 ですが、せっかくバトルロイヤルゲームを遊ぶなら勝利したくなるのも事実。Epic Gamesはこの難しいバランス調整に現在も取り組んでいる模様です。

 

 

競技シーンについて

Fortnite World Cup オンラインオープン ウィーク3

  • 何億人もの一般プレイヤーがプレイするものと同様の、安定してバランスの取れたゲームプレイを競技シーンでも維持
  • こうしたバランス調整の目的・理由は以下。
    • 一般プレイヤーこそがフォートナイトの大会の観客であることの理解。
    • 競技イベントのプレイヤーになれる可能性を広げる。
    • 特別なチャレンジを生み出し、様々なプレイヤーのニーズに応えることが可能になる。

今回の発表の理由

  • 現状、競技シーンのコミュニティ議論へ思うように積極的に参加できていない。
  • そこで、現在コミュニティで議論されているトピックにもとづき、最近および将来の変更の背景となる「なぜ」を共有することで、これまで以上に積極的に参加していくため。

 

 

サイフォン/素材の変更 についての意向

FORTNITEアリーナ

サイフォンとは

 サイフォンとは、敵を倒すと体力(体力がフルの場合はシールド)を50回復するルールです。元々はポップアップカップトーナメントで導入されていたルールで、このトーナメントでは各素材数も上限が500に設定され、素材収集効率も高くなっていました。この「ポップアップカップルール」はその後一般モードへ導入されました。しかし、これの導入は「不健全なほど攻撃的なプレイを生み出していた」ことが判明したために取り消され、現在に至ります。

サイフォン導入の理由

  • 白熱する配信プレイでは、プレッシャーによりプレイスタイルが通常とは大きく変化。
    • 序盤での積極的な攻撃が減少。
    • 終盤は多くのプレイヤーが防御に徹する。
  • 「通常のプレイスタイルへ戻す」「エンターテイメント性向上」ためポップアップカップトーナメントの期間中にサイフォンが導入。

サイフォン導入の結果

  • 体力とシールドが満タンで高いスキルを持ったプレイヤー(10%)と遭遇する確率が上昇。
  • 勝てなくなったと感じるプレイヤーの数が増加し(90%)、ゲームに対する不満が更に高まる。
  • プレイヤー数の減少。ゲームプレイ幅の狭まり。

 上記がサイフォン導入の結果と撤廃の理由です。「ポップアップカップルール」は序盤の安定性や連戦への対応力が上がる代わりに、不意打ちや漁夫の利の有効性が落ちて、格上のプレイヤーを倒せなくなるものでした。初心者には酷く厳しいゲームバランスで、基本理念1に反していたために撤廃されてしまいました。

 そして撤廃に不満を持つプレイヤーのため、ポップアップカップルールが常に有効であるアリーナモードが導入されました。しかし、アリーナモードは自分と同じ実力のプレイヤーと戦うため、毎試合がギリギリの戦いで体力を消耗する上、上位ディビジョンでは中々マッチングしなくなるという課題点もあります。与えられた物が無くなると物足りなく感じてしまいがちですが、元々無かったものだと割り切るのが大事ですね。アリーナがマッチングしない時は一般モードをプレイしましょう!

 

 

引き伸ばし解像度と視野角(FOV)についての意向

フォートナイト 引き伸ばし

FOV実装のリクエストについて

  • 「終盤の建築バトルで垂直方向の視認性の向上のため、視野角(FOV)スライダーを実装して欲しい」というリクエストが沢山届いている。
  • 引き伸ばし解像度(画面比率4:3のテレビへの対応)を削除したことに対する怒りの声とも解釈している。

FOV未実装の理由

  • ゲームプレイに有利となる機能を導入した場合、勝利のために多くのプレイヤーが使用すると考えられる。
  • 引き伸ばされたキャラクターや歪んだ視野角は、エンターテイメント性を損なう。
  • オプション設定によって一部のプレイヤーが著しく有利になるような事態は避けたい。
  • 現在のデフォルトとなっている視野角80は以下の理由で設定。
    • 幅広い距離に対応し、敵をより近い距離で視認可能。
    • 画面から離れているプレイヤーが3D酔いになりにくくする(プレイヤーの頭部がゲーム内視野の中心部から移動するほど症状が悪化します)。
    • 照準時に、不快感を感じにくくする。
    • 視覚的な忠実性。
    • パフォーマンス。

 FOVスライダー実装を望む声が多い理由には同意できます。私もFOV設定可能な他FPSゲームでは、画面酔いをしない程度に視野角を広くしています。これは狙いやすさのためではなく、疾走感を出して臨場感を楽しむためです。フォートナイトはTPSなので関係ないように思えますが、上へ上へと昇っていく建築バトルの最中には一瞬敵が視界から消えることが多々あるので、FOVスライダーが実装されれば有難い機能として活用することは間違いありません。

 ただ、未実装の理由の中でも特に「エンターテイメント性を損なう」という点に大変納得がいきました。感度と違って視野角は画面に直接影響を及ぼします。競技シーンで勝つためとはいえ、フォートナイトらしさが損なわれたキャラクターやワールドを見るのはやはり残念ですよね。見慣れ親しんだ画面でのバトルを楽しみたいです。

 PCプレイヤーの中には、狙い易くするために引き伸ばしを使用している方もいますが、競技シーンで禁止されているのは理由があったのですね。こうしたエンターテイメント性の重視こそが、フォートナイトの魅力なのではないでしょうか。

 

 

ゲームの進化についての意向

  • 快適なゲームプレイのために達成したい目標はいくつもある。
  • 時に目標同士が相反することもある。
  • 特別イベントはゲームに変化と新鮮さをもたらすと同時に、プレイヤーが慣れ親しんだ機能に影響を及ぼす。
  • 週末は最も多くのプレイヤーが集まるため、特別なイベント、トーナメント、そして観戦に最適。
  • フォートナイトは常に進化し続けるゲーム。
  • 「Fortnite World Cup」決勝前にはゲームプレイ安定化の実施予定。

 フォートナイトは進化し続け、ゲームバランスも常に大きく変化するが故に「昔は~があったのに」という感想も生まれてしまいます。「インフィニティブレイド」や「PvPvEのゾンビ」などの斬新な新要素やイベントはフレッシュな体験ができる代わりに、普段の通常モードが恋しくもなってしまいます。試合そのもののバランスが変化するような要素は、ずっと通常モードを支配すると不満が募ってしまう可能性が高いので、数日後には専用モード化するのが良い落としどころなのかもしれません。いつか、かつて登場した全要素が組み込まれたお祭りモードなども遊んでみたいですね!

 

 

不具合についての意向

  • 現在、特に最高設定でのプレイにおいて発生する一連の不具合が確認され、改善に取り組んでいる。
  • 現状において解決済みもしくは調査中の不具合はTrello(英語/外部サイトへ移動します)で確認可能。
    • 「Fortnite World Cup」オンラインオープンにおいてクライアント上でポイントが正しく記録されていない不具合(外観のみ)。
    • ゴーストショット:プレイヤーのショットが当たったのにも関わらずダメージが入らない不具合。
    • タイルにトラップを設置すると不完全な状態になることがある不具合(v8.50で修正済み)。
    • 狭い空間でプレイヤーがザ・ボーラーから降りた場合にザ・ボーラーが破壊される不具合(v8.40で修正済み)。
  • 不具合を再現するのは難しく、プレイヤーの協力が不可欠。
    • 競技コミュニティからの細かいフィードバックをもとにして問題を解決している。
    • Reddit、各ソーシャルチャンネル、ゲーム内から届くバグレポートに目を通して改善を行うように尽力している。
    • ビデオクリップなどの詳細なバグレポートの投稿はとても助けになる。

 フォートナイトはプレイヤー達のフィードバックを大変尊重してくれています。「視点移動への加速度追加」や「エイムアシストの仕様変更」のアップデート時など、SNSで不満の波紋が広がった際には早急に変更を取り消してくれました。だからこそ、アップデートに関する感想や意見だけでなく、再現の難しい不具合の情報こそフィードバックを送信して、より遊びやすいフォートナイトをプレイヤーの手で実現していきたいですね。何か不具合に直面したらゲーム内やSNSで情報を提供していきましょう!

 

 

まとめ

  • 「なぜ」を共有してコミュニティ議論へ参加するために意向を発表。
  • フォートナイト開発時の基本理念:
    • 誰もが勝利できるチャンスを生み出し、全てのプレイヤーが楽しめるゲームを作る。
    • ゲームを素早く進化させて、常に新鮮な体験を提供する。
    • 最高のエンターテイメントを目指す。
  • 一般プレイヤーがプレイするものと同様のゲームプレイを競技シーンでも維持。
  • 「通常のプレイスタイルへ戻す」「エンターテイメント性向上」ためサイフォンが導入。
  • サイフォンは高スキルプレイヤーだけが楽しめる環境で、プレイヤー数が減少しゲームプレイ幅が狭まったため撤廃。
  • 視野角(FOV)スライダー実装の要望は多いが未実装には理由がある。
    • 勝利のために多くのプレイヤーの使用が予想される。
    • 引き伸ばされたキャラクターや歪んだ視野角はエンターテイメント性を損なう。
    • オプション設定によって一部のプレイヤーが著しく有利になるような事態は避けたい。
  • 達成したい目標はいくつもあるが、時に目標同士が相反することもある。
  • 不具合を再現するのは難しく、プレイヤーの協力が不可欠。

 基本理念には「全てのプレイヤーが楽しめるゲームを作る」とありますが、百人百様な全プレイヤーの希望に応えるのは不可能に近いことです。それでも、現在のフォートナイトは常に進化し続けて驚きに満ち溢れる新鮮なゲームプレイを提供してくれており、多くのプレイヤーに愛されて、この不可能を実現できているように感じます。

 プレイしているとどうしても「こんな機能があったらいいのに」という願望も出てきてしまいますが、こんなにも楽しいゲームを基本プレイ無料で遊ばせていただけることへの感謝の気持ちを忘れず、今後も応援していきましょう!

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Iori

対人戦のゲームが大好きなゲーマーです。 主にFPS・TPSゲームとDCGをプレイしています。 1人のプレイヤーとしての視点を交えた記事を書いていきますので、よろしくお願いします。

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