ゲーム ハースストーン

【ハースストーン】 開発者の洞察、新栄誉の殿堂・新クラシックカード発表

ハースストーン_開発者の洞察

 こんにちは、Ioriです。先日マスターズ・ツアーも行われた大人気DCG「ハースストーン」にて、開発者(Blizzard Entertainment)のゲームに対する考え方が公開されました。

 バランス調整時に意識していることだけでなく、改めて各クラスのデザインコンセプトや有利不利が明確に解説されております。初心に戻ってゲームへの理解を深めることができるので、ぜひ確認してみて下さい。また、新たな栄誉の殿堂入り・新クラシックカードも発表されているので、こちらも要チェックです。

※この記事に掲載する一部の画像や文章は「ハースストーン 公式サイト」から引用しております。

 

 

発表・変化の理由

  • ゲームが拡張を続ける度、過去カードのデザインを顧みることが重要になっていく。
  • 過去5年間の進化と成長の過程で「ハースストーン」の各クラス個性について多くを学んできた。
  • 次のアップデートを控えた今、現在のクラスのアイデンティティーについて解説し、各クラスの展望についての考えを共有する。

 

 

クラスのアイデンティティーについて

クラスのアイデンティティーを定義する際の3つのガイドライン

  1. クラスの「ファンタジー」を保持する
  2. クラスが得意であるべきことを定義する
  3. クラスが苦手とすることを定義する

各クラスらしさ=「ファンタジー」を保持

  • 各クラスの「ファンタジー」としてクラス毎に異なるエモーションが感じられるようにする。
    • 例:ウォリアーなら真正面から戦闘に突撃する、メイジなら凄まじい魔法の呪文を駆使する、ローグなら完璧な流れで一連の技を繰り出していく。
  • 何がクラスを「らしく」するかを理解すれば、カード効果が適正かどうかを正しく判断できる。

クラスのアイデンティティーを構築する目的

  • 各クラスへ明確に定義された性質を与えることで、新メカニクスをより自由に作れるようになる。
  • 各クラスの弱点を把握していれば、新カードパワーを極端にしてもバランスを保つことが可能になる。
  • プレイヤーが、対戦中に相手クラスへのカウンタープレイを可能にする。
    • 例:ドルイドが大型ミニオンの除去を苦手とすることを知っていれば、試合の最初から戦略を練ることが可能。

 

 

各クラスの解説

 現在、開発者が各クラスをどのように定義しているかが発表されました。

  • 得意: そのクラスが注力し、優れている要素。
  • 限定:そのクラスがある程度は使いこなせるものの、パワーレベルやカードの種類がかなり制限されるべき要素。
  • 苦手:そのクラスが全く使えない、あるいは効果的に達成することが困難である要素。

 

ドルイド

 ドルイドは自然界と調和し、大自然の魔法、巨大な獣、森の生き物の群れの力に頼る。彼らは、守勢から攻勢に転じるための多様な手段が揃っているが、敵のミニオンを一掃する能力は限定されている

  • 得意: マナ生成、巨大ミニオン、ミニオンの群れ、ドロー、獣。
  • 苦手:大型ミニオンの破壊、盤面クリア。

ハンター

 ハンターは知恵と獰猛さ、そして共に戦う獣の軍団を駆使して敵を滅ぼす。優れた防御性能を持たないものの、それが必要になるより早く押し切れるほどの攻撃性能がある。絶妙なタイミングでの秘策や断末魔は、敵に対する大きな優位を得るために役立つ。

  • 得意:獣、顔面ダメージ、秘策、断末魔。
  • 限定:ドロー、カード生成、盤面クリア、挑発。
  • 苦手:回復。

メイジ

 メイジは魔法の技を修めており、多様な呪文を駆使して、最も攻撃的な敵の猛攻さえ凌ぐ。防御のレパートリーは限られているが、常に戦況に対処するための便利なツールを備えており、それが手札に無くとも呼び出すことが可能。

  • 得意:呪文(大~小)、ダメージ呪文、秘策、盤面クリア、ランダム生成。
  • 限定:ミニオンの群れ。
  • 苦手:回復、挑発、ミニオン強化。

パラディン

 パラディンは大いなる勇者として、強化や回復、聖なる盾でミニオンを支援する。しかし、戦況に応じて自ら戦うことも厭わない。彼らは破壊的な呪文ではなく弱体効果や集中攻撃を駆使して戦場を整然と支配する。パラディンの勝利のカギは力と粘り強さ。

  • 得意:ミニオンの群れ、ミニオン強化と弱体化、回復、聖なる盾、秘策。
  • 限定:コスト削減。
  • 苦手:直接的なダメージ呪文、大型ミニオンの除去。

プリースト

 プリーストは聖なる光と、影の魔術をバランスよく使って敵を倒す。状況に合わせた強力な呪文を駆使することで、戦いの流れをコントロールする。最も非攻撃的なクラスであるものの、生成やコピー、カードの組み合わせを駆使して、強力なミニオン軍団を生み出す。

  • 得意:回復、限定的だが強力な呪文、コピー、単体ミニオン強化、断末魔。
  • 限定:ドロー。
  • 苦手:顔面ダメージ呪文、複数ミニオン強化。

ローグ

 ローグは影に身を隠し、絶好の機会に攻撃しようと企む。捕らえがたくて素早いものの、強力な防御や回復の能力に欠けており早急に相手を無力化しなければならない。カードを生成したり、引いたり、盗む能力に優れている彼らは、カード同士の相互作用を大いに利用できる。

  • 得意:カードのコンボ、単体ミニオンの除去、ドロー、武器、断末魔。
  • 苦手:挑発、回復、盤面クリア、複数ミニオンの強化。

シャーマン

 シャーマンは精霊の力と、頼もしいトーテムを駆使する。稲妻を呼んでマナクリスタルをオーバーロードさせ、他のクラスよりも早く、強いパワーを使える。マナカーブを自分で調整しながら、ドルイド程ではないもののの汎用性あるツールで有利に戦う。

  • 得意:ミニオンの群れ、ダメージ呪文、トーテム、エレメンタル、マーロック。
  • 苦手:ドロー、カード生成。

ウォーロック

 時には力を得るために代償を払う必要がある。ウォーロックはこの縛りを良しとしており、敵を倒すためにあらゆるリソース(自分の体力も含む)を注ぎ込むことができる。代償を払ってカードを引く固有の能力があり、力を補充し続けることが可能。

  • 得意:代償を伴う強力な効果、ドロー、ミニオンの群れ、妨害、悪魔。
  • 苦手::顔面ダメージ呪文、強力な回復。

ウォリアー

 ウォリアーは戦場に飢えている。最も武闘派のクラスであり、装甲、武器、ミニオンを駆使して敵を滅ぼす。ウォリアーと共に戦うミニオン達は大きめで、彼らの「急襲」と「挑発」は戦いの流れを支配するのに役立つ。

  • 得意:装甲、武器、挑発、ミニオンの破壊。
  • 限定:ドロー、カード生成。
  • 苦手:顔面ダメージ呪文、複数ミニオン強化、ミニオンの群れ。

中立

 中立は各クラスがそれぞれの長所を伸ばして特定の目的を持つデッキを完成させたり、逆に弱点を補強するために使える。ただし全般的にカードパワーが低めに抑えられており、各クラスの弱点を完全に克服することはできない。

  • 例:パラディンがデッキを完成させるために中立のマーロックを採用、ハンターが中長期戦に耐えられるように多少の回復効果を持つ中立カードを採用。

 

 

新たな「栄誉の殿堂」入り

 確立されたクラスのアイデンティティーに反するカードが何枚か発見され、今回のアップデートにおいてはローグ「退散」とプリースト「思念撃破」の2枚が栄誉の殿堂入りされることとなった。

ハースストーン_新「栄誉の殿堂」

ローグ「退散」

  • ローグは単体ミニオンの除去は得意なものの、盤面クリアは苦手のはず。
  • 「退散」は盤面全体を効果的にクリアすることが可能で、強力な防御でもあり、弱点の一つを打ち消していた。
  • また、新カードのデザインを制限し、プレイヤーがローグ相手に戦略的に行動することをかなり困難にしていた。

プリースト「思念撃破」

  • プリーストは回復や単体ミニオン強化が得意なものの、顔面ダメージ呪文は苦手のはず。
  • 「思念撃破」は相手に直接大きな顔面ダメージを食らわせる能力で、プリーストらしくない攻撃的カード。
  • 今後のカードデザインのためにも、プリーストが手札から出せるダメージ量を制限する。

 今後も必要に応じて基本およびクラシックセットの調整がされるとのことです。また、これら2枚のカードと入れ替わりに、それぞれのクラスのファンタジーに最適なカードが追加されています。

 

 

入れ替わりで追加される新カード

ハースストーン_新カード

 この2枚はローテーションに含まれない基本カードであり、カードパワーが慎重に設定されています。同時にクラスにとって自然な効果であり、ここぞという状況で役立つことが予想されます。

ローグ「病魔の運び手」

効果

  • 雄叫び:味方のミニオン1体に猛毒を付与する。

カードデザイン

  • ミニオンを破壊する新たな手段を与える。
  • ローグが毒使いの達人であるという点を更に強調。

プリースト「光輝」

効果

自分のヒーローの体力を5回復する。

カードデザイン

  • 低コストで、トリッキーな呪文シナジーに使用可能。
  • プリースト向けの強力なベースラインである回復を提供。

 

 

新クラシックカードの追加

栄誉の殿堂・新カード追加に対する考え

  • 「栄誉の殿堂」入りや新カード追加は、クラス別のアイデンティティー定義を推し進め、メタゲームの健全性を保つために行われる。
  • 開発は常に全カードの使用率とインパクトの査定を行っている。
  • 今後もメタゲームを健全にするため、必要な際は変更が実施される。
  • クラシックカードを栄誉の殿堂入りさせる際には、なるべくクラシックセットへの新カードの導入を行う。
  • そして、今こそが新カード導入に最適のタイミング。

追加されるカード

 以上の考えのもと、次回の大型アップデートから、以下の新カードがクラシックカードパックから入手(および魔素を消費して作成)できるようになります。

ハースストーン_新クラシックカード シージブレイカー

ハースストーン_新クラシックカード 野生の贈り物

ハースストーン_新クラシックカード 有徳

ハースストーン_新クラシックカード 中立1

ハースストーン_新クラシックカード 中立2

 

 

まとめ

  • 各クラスの「ファンタジー」を保持することを重視。
  • 各クラスのアイデンティティーを構築すれば、開発側はカードデザインがし易くなり、プレイヤー側は対戦時に戦いやすくなる。
  • 今回、クラスのアイデンティティーに反していた以下のカードが栄誉の殿堂入り。
    • ローグ「退散」
    • プリースト「思念撃破」
  • 代わりに以下のカードが追加。
    • ローグ「病魔の運び手」 雄叫び:味方のミニオン1体に猛毒を付与する。
    • プリースト「光輝」 自分のヒーローの体力を5回復する。
  • 次回アップデート時、8枚の新クラシックカードが追加。

 「病魔の運び手」と「光輝」、そして発表された新クラシックカードはどれもカードパワーが低めに設定されており、残念ながらインパクトに欠けていましたね。闘技場であれば輝きそうなカード達ですが、構築ではランク戦だけでなくテーマデッキでも活躍することは難しそうです。特に「光輝」は「思念撃破」が5ダメージ効果だったので代わりに5回復効果にしたような印象を受けてしまい、自分のヒーロー限定でなければ使い道があったように思えます。

 今回は「退散」と「思念撃破」のクラシックカード2枚に白羽の矢が立ちましたが、まだ他にもクラスごとのファンタジーに反する効果を持つカードは沢山あり、今後少しずつ調整されていくことが予想されます。各クラスの得意苦手が明確にされたのは凄く良いことだったので、全クラスがアイデンティティーを活かして戦える環境になってほしいですね!

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Iori

対人戦のゲームが大好きなゲーマーです。 主にFPS・TPSゲームとDCGをプレイしています。 1人のプレイヤーとしての視点を交えた記事を書いていきますので、よろしくお願いします。

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