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「グウェント ウィッチャーカードゲーム」iOS版が正式リリース

グウェント ウィッチャーカードゲーム

 こんにちは、Ioriです。10月29日(火)、CD PROJEKT REDがリリースする基本プレイ無料の戦略的カードゲーム「グウェント ウィッチャーカードゲーム」の待望のiOS版が正式リリースされました。iOS版は他機種版での機能を全て携え、タッチスクリーンにも対応しており、今後はどこでも気軽にグウェントを楽しむことができます。グウェントはとても面白いゲームなのですが、他DCG(デジタルカードゲーム)と比較すると総人口や日本人プレイヤーが少ないため、今回の記事でグウェントの魅力を紹介できればと思います。

※この記事に掲載する一部の画像や文章は「グウェント ウィッチャーカードゲーム公式サイト」より引用しております。

 

 

「グウェント ウィッチャーカードゲーム」とは

グウェント

 「グウェント」はRPG超大作「ウィッチャー」シリーズの世界観で繰り広げられる戦略重視型のデジタルカードゲーム。他DCGとは大きく異なり、“選択と結果”のカードゲーム「グウェント」では、運ではなくスキルこそが最大の武器となる。勢力を選択して部隊を編成し、勇ましい英雄、強力な呪文、特別なアビリティを駆使して対戦します。コレクション可能なカードは数百種以上に及び、新たな戦術を次々と編み出すことが可能です。

 「グウェント」は元々『ウィッチャー3 ワイルドハント』のゲーム内ミニゲームで、NPC(ノンプレイヤーキャラクター)と対戦できるカードゲームでした。しかし、数百種類もカードがあるミニゲームとは思えない規模やイラストの魅力、ゲーム性が人気を博し、オンラインマルチプレイに対応した単独ゲーム化する運びになり、PC/PS4/XBOX ONE で基本プレイ無料でリリースされました。その後、2018年に改修プロジェクト「Homecoming」が行われ、新たなビジュアルやシステム改良、ルール改変など様々な追加要素が実装された正式版がリリースされ、現在に至ります。

 

「ウィッチャー」シリーズとは?

ポーランドのファンタジー小説「ウィッチャー」を原作とする、剣と魔法が織りなすダークファンタジー世界を舞台にしたアクションRPGゲームシリーズ。

引用:ウィッチャー3 ワイルドハント公式「ギャラリー」

 怪物の蠢く広大で危険な世界で怪物退治を生業とする「ウィッチャー」の”白狼”ことリヴィアのゲラルトを主人公に、一般市民から王族まで数多くの人々から様々な依頼を受け、世界のあり様すらも変えてしまう冒険を繰り広げる。

 最新作『ウィッチャー3 ワイルドハント』は広大なオープンワールドを舞台に合計150時間以上となる重厚な物語が描かれており、ノンリニアストーリーでプレイヤーの選択が物語を変化させる。世界中から評価された『ウィッチャー3』は250以上のGame of the Yearアワードを受賞し、全世界で800以上のメディアアワード&ノミネーションを獲得。PS4/XBOX/SWITCHでは、全DLCを収録した特別エディションが発売中。

 『ウィッチャー3 ワイルドハント』は前シリーズをプレイしていなくても楽しめる傑作RPGです。この作品をプレイしているとグウェントを隅々まで楽しめるため、初めてグウェントをプレイする方は先ずこちらの作品に触れてみることをお勧めします。グウェントのカードは緻密に描き込まれており、ダイナミックなビジュアル・エフェクトも加わって、イラストを眺めてウィッチャーの世界観に浸るという楽しみ方もあります。

 

eスポーツとしてのグウェント

 『GWENT Masters』という公式eスポーツシリーズが開催されています。全プレイヤーが参加対象で、「プロ・ランク」というランクマッチの中でも最高のランク帯に入ることが、グウェントのeスポーツシリーズの入口となります。世界大会のファイナルシリーズでは賞金総額 $250,000となっています。

 GWENT Mastersの詳細はこちらから確認できます。

 

 

グウェントのシステム

グウェント チュートリアル

ゲームのルール

 プレイヤーは以下の3種類のカードを、戦略的特性の異なる「近接」列と「間接」列に交互に配置して戦い、最終的なユニットの戦力値を競います。

  • 戦力値を持ち、場に残る「ユニット」
  • 使い切りの効果を持つ「スペシャル」
  • 場に残り効果を発揮し続ける「アーティファクト」
グウェント プレイ

引用:GWENT公式「ホームカミング詳細」

 グウェントは、カードにコストやマナという概念が存在しません。好きなカードを好きなタイミングで使用できます。また、ユニットによる攻撃も存在しません。そのため、カード効果による自分カードのバフor相手カードへのデバフ・除去を繰り返し、戦力値を競い合います。

 そしてラウンド終了時に盤面の戦力値が相手より高ければラウンド勝利。3ラウンド中2ラウンドを制することで試合の勝利となります。ユニット同士のバトルが存在しないためルールは非常にシンプルですが、それゆえに非常にシビアで一筋縄ではいかない大接戦が繰り広げられます。

大まかなゲームの流れ

  • ゲーム開始時に手札10枚(手札上限枚数)を引いてスタート。
  • マリガンが可能。先行は3枚、後攻は2枚。
  • 交互にカードを1枚ずつプレイ。
  • プレイヤーはターン開始時にパスを選択可能。
  • 両プレイヤーがパスをした時点で、盤面のユニットの合計戦力値が高いほうがラウンド勝利。
  • 各ラウンド開始時に互いに3枚ドロー。この際もマリガンが可能。
  • 次ラウンドは、前ラウンド取得プレイヤーが先行でスタート。
  • 2ラウンド先取したプレイヤーが勝利。

ゲームのポイント

  • ラウンド開始時に必ず3枚ドロー。
    • このルールがあるため、1ラウンド目は手札を残り4枚までは使用してよい。
    • 1ラウンド目に勝利すれば2ラウンド目は即パスが可能なため、2・3ラウンド目の開始時に合計6枚ドローできるため。
  • 相手プレイヤーと手札差をつけることが勝利の近道。
  • 最終ラウンド時に、手札枚数で有利な状態or同じ手札枚数で強力なカード(勝利プラン)を保持した状態を目指す。

 1ラウンド目を勝利したプレイヤーは、2ラウンド目を即座にパスして3ラウンド目で総力戦にするのか、2ラウンド目で勝負を決めにかかるのかの選択権を握ります。そのため、どこまで手札を温存するのか、最強ユニットを序盤に投入するのか、勝利プランに向けた1つ1つの選択が勝敗を左右します。力にものを言わせて押し切るか、巧妙な罠を仕掛けて出し抜くか、運よりもスキルが大切になります。

デッキ構築

 グウェントではデッキ構築時に、ウィッチャーの世界に存在する勢力から1つを選択します。各勢力はそれぞれ特性が異なり、勢力ごと異なるリーダーアビリティ(カードを使用せずに発動できる固有能力)や専用カードを駆使して戦います。現在は以下の6つの勢力が存在します。

グウェント 勢力

引用:GWENT公式「グウェントとは」

スターターデッキがある勢力

  • ニルフガード:
    • 特性は「敵を内部から無力化」
    • 外交術と謀略を巧みに操ることで敵の戦略を妨げ、勝利を我がものとする。
  • モンスター:
    • 特性は「仲間を捕食して自らの力に」
    • 本能の赴くままに行動する恐ろしい怪物たち。力を得るためなら手段を選ばず、同族にさえ喰らいつく。
  • スケリッジ:
    • 特性は「手傷を負うことで力を増す」
    • 死後に英雄として奉られた戦士は、いつの日かフラヤ神の力でこの世に蘇ると信じられており、スケリッジの戦士たちは死をも恐れずに戦う。
  • 北方諸国:
    • 特性は「兵器を進撃させる」
    • 圧倒的な数を誇る北方諸国の軍勢は、恐ろしい攻城兵器や兵を奮い立たせる有能な指揮官を有している。
  • スコイア=テル:
    • 特性は「敵に罠を仕掛ける」
    • エルフ、ドワーフ、ドリアードが率いる機敏なゲリラ部隊。“伏兵”戦法や罠、支援戦術に長けている。

スターターデッキがない勢力

  • シンジケート:
    • 特性は「コインを稼いで力にする」
    • カネのためならヤツらは平気で罪を犯す。

デッキ構築のポイント

  • 最低25枚(うちユニット13枚)のカードで構築しなくてはならない。
  • デッキ枚数上限はなし。
  • 各カードには能力の強さに基づいた構築コストが設定されており、デッキ構築コスト内に収めければならない。
  • 勢力のリーダーアビリティごとに、デッキ構築コストは上下する。

 最低25枚ですが、強力なカードは構築コストが高いこともあり、強力なカードを引くためにもデッキはなるべく最低枚数に抑えましょう。構築で悩んだ際は、公式デッキライブラリーから、他プレイヤー達によって共有されたデッキリストを参考にすることもできます。また、グウェントのデッキ構築やプレイに関してはDEKKIというコミュニティサイトにも多く投稿されています。

 

 

iOS版をプレイした感想

グウェント iOS版プレイ

 実際にiOS版をプレイして、最初に抱いた感想は「スマホ版なのに一切劣化がなくて素晴らしい」でした。グウェントは美麗イラストやボード演出の派手さ、使用する盤面の大きさなどからスマートフォンへの移植は難しいのではないかと感じていましたが、蓋を開けてみれば他機種版そのままの状態で、とても驚きました。細部まで描かれた繊細なアニメーションイラストはもちろん、ゲームボードやリーダースキン、報酬手帳などのサブ要素もしっかり移植されています。

 ゲーム起動時のロード時間は長いものの、それを終えればプレイ中の遅延なども一切なく、快適に遊ぶことができました。操作性に若干慣れが必要ですが、問題に感じるほどではなく、今後のアップデートでの改善も予想されます。

 チュートリアルも丁寧で分かりやすく、各勢力のスターターデッキも用意されているので、リセマラが不要で直ぐにゲームを楽しむことができるのも良い点です。課金者以外はスタート地点が平等なので、無課金の初心者でも理不尽さを感じずに対戦を楽しめます。

 しかし、PC版プレイヤーはiOS版へデータ移行が可能ですが、PS4/XBOXプレイヤーのデータは以降不可能なのが唯一の欠点です。新規プレイヤーなら問題ないのですが、完全に同じゲームなだけあり、一からコレクションし直すのは苦しい部分があります。それでも、DCGのためにわざわざゲーム機やPCを起動するのが億劫に感じてしまうという方も多いのではないでしょうか。スマートフォンでプレイ可能というのは十分iOS版へ移行する理由になりえると思うので、新しいアカウントで心機一転プレイしてみても良いかもしれません。

 

初心者にお勧めのデッキ

 iOS版でグウェントを始める初心者の方は、どの勢力・どのアビリティを選べばよいか悩んでしまうかと思います。

グウェント iOS勢力

 スターターデッキの内容を見る限り、特別に強いデッキはなくどの勢力を選んでも無難に戦えるのですが、悩んだ際は「ニルフガード」スターターデッキで「帝国陣形」アビリティを選択するがお勧めです。アビリティはデッキビルダーから自由に変更できます。

  • 理由:
    • 「ニルフガード」は癖がなく使いやすいデッキ構築。
    • 「帝国陣形」は戦力値の調整がしやすく強力で、グウェントのセオリーにも慣れやすい。
    • 比較的苦手な勢力「モンスター」が初心者環境的に追い風である(モンスターデッキに刺さりやすい「リヴィアのゲラルト」が全スターターデッキに入っている)。

 以上の理由になります。

 モンスターはゲーム内でお勧めされている上にイラストも能力も格好良いので使いたくなりますし、他デッキもそれぞれ強み弱みがあって魅力的です。私が最初にニルフガードに目を付けたのもウィッチャー3で使用していたからという単純な理由なので、自分が興味を持った勢力を選ぶのがベストだと思います。NPC戦をスキップすれば全スターターデッキが解放されるので、悩まずにデッキを選んでしまって問題ありません。

 

期間限定ボーナスパック

 現在、iOS版ローンチを記念したログインボーナスとして「無料iOSウェルカムパック」がプレゼントされています。

グウェント ショップ

  • 内容:
    • 全カードプールから5枚のアニメーション付きカードが出現する「極・プレミアムタル」
    • アリーナモードを遊ぶために必要な「鏡の破片」
  • 期限:11月5日19:59までにゲームにログイン

 ウェルカムパックは「ショップ」→「パック」と選択すると0円で購入できます。アニメーションカードは貴重なため、忘れずに貰っておきましょう。また、グウェントのカードパック(タル)では、5枚のうち最後の1枚は3択で選んで貰えるシステムになっています。アニメーションカードが最優先で、次点で強力なカードを選びましょう。

 

 

まとめ

  • 「グウェント ウィッチャーカードゲーム」iOS版が正式リリース。
  • 「グウェント」はRPG「ウィッチャー」シリーズの世界観のDCG。基本プレイ無料。
  • iOS版は他機種版から劣化なし。
  • 初心者には「ニルフガード」スターターデッキの「帝国陣形」アビリティがお勧め。
  • ショップから「無料iOSウェルカムパック」を受け取り可能。

 グウェントは相手のライフを削りあう他DCGとは完全に別物で、運要素が比較的低いという稀有で面白いDCGです。ウィッチャーシリーズのファンでなくとも純粋にカードゲームとして楽しめる作品なので、iOS製品を持っている方は是非遊んでみてください。Android版は2020年3月までのリリースを目指して開発中となっています。

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Iori

対人戦のゲームが大好きなゲーマーです。 主にFPS・TPSゲームとDCGをプレイしています。 1人のプレイヤーとしての視点を交えた記事を書いていきますので、よろしくお願いします。

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