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【シャドウバース】「RAGE 2020 Summer」参加レポート

RAGE Summer2020051104

 5月2日(土)~4日(月・祝)、Cygamesが開発・運営する本格スマホデジタルカードゲーム「Shadowverse(シャドウバース)」の公式eスポーツ大会「RAGE Shadowverse 2020 Summer」1次予選が開催されました。

 「RAGE」とは、株式会社CyberZ・エイベックス・エンタテインメント株式会社・株式会社テレビ朝日の3社が運営する日本最大級のeスポーツイベント・リーグです。Shadowverseは現在TVアニメ「シャドウバース」も放映中で、幅広い年齢層にプレイされており、前回のRAGEではギネス世界記録も達成するなど、今国内で最も人気の高いデジタルカードゲームとなっています。

 これまで「RAGE Shadowverse」は、幕張メッセ(千葉市)での開催が恒例となっていましたが、今回は新型コロナウイルスの影響を受けて「オンライン予選」となりました。従来のオフライン予選とはエントリー方法も異なり最抽選となったのですが、運良く私も当選することができた為、初のオンラインRAGEに参加しました。

 RAGE Shadowverseがオンライン開催とあって、一体どのように進行したのか、問題は起きなかったのかなど気になる方もいらっしゃるかと思います。そのため本記事では、これまでのRAGE参加レポートとは異なり、参加方法や従来のRAGEと比較したオンライン開催のメリットデメリットを中心にまとめていきます。

「RAGE Shadowverse」の公式サイトはこちら
「RAGE Shadowverse 2019 Summer」参加レポートはこちら
「RAGE Shadowverse 2019 Winter」参加レポートはこちら

 

 

「RAGE Shadowverse 2020 Summer」大会概要

  • 参加者:6000人。
  • 優勝賞金:400万円。
  • 開催:
    • 1次予選:5月2日~5月4日。
    • 2次予選:5月5日。
    • プレーオフ(決勝前トーナメント):5月16日(土)
    • GRAND FINALS(決勝):6月21日(日)
  • 参加費:無料
  • 参加資格:
    • 抽選の当選者
    • 生年月日が2008年4月1日以前、12歳以上。
  • 大会フォーマット:ローテーション
  • 大会形式:
    • 【1次予選】BO3/スイスドロー6回戦(5勝で2次予選進出)
    • 【2次予選】BO3/スイスドロー7回戦(6勝でプレーオフ進出)
    • 【プレーオフ】BO3/シングルエリミネーション3回戦(優勝でGRAND FINALS進出)
    • 【GRAND FINALS】BO5/シングルエリミネーション3回戦
    • ※スイスドローとは:成績が近い者同士が対戦する方式。
    • ※シングルエリミネーションとは:負けたらトーナメントから除外される方式。
  • 優勝者と準優勝者は、世界大会「Shadowverse World Grand Prix 2020」出場権を獲得。

 

 

「RAGE Shadowverse 2020 Summer」参加レポート

エントリー・デッキ登録

エントリー

 これまでのオフラインRAGEではShadowverseの大会専用アプリ「シャドナビ」にてエントリーを行いましたが、オンライン予選の今回は大会専用サイトにてエントリーする形式でした。本人確認ができる身分証明書と顔写真のアップロードが必須であった為、もしかすると二次予選などに残った選手は試合配信時に顔写真が横に映し出されてしまうのではないかという不安がプレイヤー間で囁かれてもいましたが、そのようなことはありませんでした。

 また、今回は一次予選が5月2日~4日の3日間開催され、日にちごとに「午前から開催のA大会」と「午後から開催のB大会」で分かれていました。エントリー時は希望日程順を選べたのですが、私は様子見をしたかったため初日は参加せずに二日目の希望を提出し、3日B大会の参加資格を獲得しました。

デッキ登録

 デッキ登録の方法は今までと同様でした。Shadowverseゲーム内の「大会モード」から、大会前日の23時59分までにデッキを登録します。今回私が使用することにしたデッキは「自然ドラゴン」「自然機械ヴァンパイア」です。以下のリストでした。

シャドウバース rage2020 デッキ1

シャドウバース rage2020 デッキ2

 デッキ選択の理由は、この二つが自分の中で最も使いやすく、熟練度が低くてもパワーで押し切れると判断したからです。現在のシャドウバースは上位デッキが複数存在し、最強デッキやBO3での正解が分からない楽しい環境でした。その中でもTier1とされるのは「自然ドラゴン」「機械ヴァンパイア」「コントロールリノセウスエルフ」「アーティファクトネメシス」「機械エイラビショップ」なのですが、後者3つはプレイングが難しく様々な状況での最適解を覚えておくという練度が求められました。今期のネメシスはとても面白いデッキなのでギリギリまで使用を悩んでいたのですが、土壇場でデッキ変更すべきではないと思い、前者2つを選択しました。

 

大会の進行

 オンライン予選の進行は全て、大会特設サイトとボイスチャットアプリ「Discord」を使用して行われました。

大会特設サイト

シャドウバース rage2020  特設サイト

  • 大会サイトの用途:
    • 試合の進行が主な用途。
    • チェックイン。
    • 対戦表の確認。
    • 試合時のルームID登録・それの確認。
    • 試合結果の登録。

Discord

シャドウバース rage2020  ディスコード

Discordとは:Discordは「フレンド&コミュニティ&ゲーム」のためのオールインワン・コミュニケーションアプリです。カスタム可能なサーバーではチャットを楽しむだけでなく、テキストチャンネルやボイスチャンネルを通じて気軽にゲームに参加したり、一緒に遊ぶ予定を立てたり、とりあえず24時間繋がっておいたりできます。

引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.discord&hl=ja

 大会参加者にはDiscordのRAGE専用サーバーへのリンクが送られ、そこから入室します。サーバーは、「運営からの全体連絡」「雑談・挨拶の場所」「質問場所」など各項目毎にチャンネルが分けられており、そこでチャット通話ができます。

  • Discordの用途:
    • 運営の方とのやりとりが主な用途。
    • スケジュールの確認。
    • 大会の進捗状況の確認。
    • 自分が参加する予選の専用ルームで試合参加表明。
    • 質問場所で運営の方に相談。
    • 参加者同士での雑談。

 Discord上での運営だと聞いた際は、このアプリに疎いため少し不安でしたが、利用方法はとてもシンプルで分かりやすいものでした。運営からのアナウンスも丁寧だった為、実際に私が参加した二日目B大会の際には一切不都合がなくスムーズに進行されました。

 

対戦の流れ

シャドウバース rage2020  流れ

引用:Discord「RAGE 2020 Summer」

  1. 対戦表が作成され、Discord上でアナウンス。
  2. 大会サイトで対戦表を確認。
  3. 対戦表に書いてあるDiscordチャンネル内で大会への参加表明。
    シャドウバース rage2020  参加表明

  4. 大会サイトで対戦ルームの作成・ルームIDの共有・入室・対戦。
    シャドウバース rage2020  ルーム
    シャドウバース rage2020  ルーム

  5. 大会サイトに対戦結果を登録
    シャドウバース rage2020  マッチング
  6. 1~5を繰り返し。

 

試合の結果

シャドウバース 「ナテラ崩壊」

引用:シャドウバース公式「ナテラ崩壊」

私の試合の結果は以下でした。左が私のデッキです。

  • 1試合目:2-0/勝利
    • 後攻・機械ヴァンプvs自然ドラゴン・
    • 後攻・自然ドラゴンvs自然ドラゴン・
  • 2試合目:1-2/敗北
    • 後攻・機械ヴァンプvs自然ドラゴン・
    • 後攻・自然ドラゴンvs自然ドラゴン・
    • 後攻・自然ドラゴンvsAFネメシス・
  • 3試合目:1-2/敗北
    • 後攻・機械ヴァンプvs機械ヴァンプ・
    • 後攻・機械ヴァンプvs自然ドラゴン・
    • 後攻・自然ドラゴンvs自然ドラゴン・

 現在の環境はナテラ崩壊で収録されたパワーカード「鋼鉄と大地の神」が支配しており、ほとんどの環境デッキに投入されています。いかに早い段階で神を安全に着地できるかどうかが勝負の決め手となるため、これまでよりも先行が有利な環境でした。しかし私はRAGE運が悪いようで、8連続後攻となってしまいました。

 1試合目は対戦相手の方の手札が事故を起こしていたようで、危なげなく勝利することができました。2試合目と3試合目はどのラウンドも接戦だったのですが、自然ドラゴン同士のミラーマッチが印象に残っています。序盤から同じカードを使用してのPPブーストと「ナテラの大樹」のカウント稼ぎをし合うものの、どちらの試合でも先に「鋼鉄と大地の神」と「 呪われし影・ヴァイディ」をプレイされてしまい、毎回あと1ターンあれば逆リーサルなのにと悔やみながら敗北する展開となってしまいました。先行後攻は完全にランダムなので仕方ありませんが、後攻を取った際にも勝負を返せるプランや、そのプランを内蔵しているAFネメシスを用意しておくべきだったかと思います。

シャドウバース rage2020  バトル

 2敗したので敗退となり、リタイア登録をします。シャドナビを使わないため、特設サイトからリタイアボタンを押す形式でした。今回もプレイングは悪くなかったのですが、またしてもデッキ構築・選択のミスが目立ってしまいました。反省して、次回に活かしたいと思います。

シャドウバース rage2020  リタイア

 

 

オンライン開催のメリット・デメリット

シャドウバース RAGE2020summer エントリー

引用:シャドウバース公式「「RAGE Shadowverse 2020 Summer」エントリー開始のお知らせ」

 上記でオンライン開催となった「RAGE2020 Summer」様子をお伝えしましたが、ここでは従来のオフライン開催との比較をしながらメリット・デメリットを挙げていきます。

オンライン開催のメリット

  • 誰でも気楽に大会へ参加できる。

 メリットはこれに尽きるかと思います。オフライン開催時は千葉県にある幕張メッセが会場だった為、関東在住でない方は気軽に参加しにくい欠点がありました。DAY2へ進出した際はホテルなども確保する必要がありました。また、当日体調が悪くなったりした場合にオフラインでは諦めるしかなかったですが、オンラインの今回は自宅で横になりながらでも参加可能でした。誰でも気軽に参加できるのがオンラインRAGEの一番のメリットだったかと思います。

 

オンライン開催のデメリット

  • Discordを使用出来る環境が必要。
  • スムーズに進行できない可能性がある。
  • イベントとしてのRAGEを楽しめない。

Discordを使用出来る環境が必要

 今回はアプリ「Discord」を使用できる環境が必須でした。シャドウバースをプレイするデバイスがあればDiscordも使用できるため問題はないのですが、パソコンを持っておらずスマートフォン1台で参加した方は、大会サイトと各アプリの切り替えを要求され、煩雑に感じてしまったかもしれません。

スムーズに進行できない可能性がある

 私が参加した二日目のB大会では、進行に特に問題はありませんでした。しかし、大会一日目の5月2日は進行に大きな問題が発生しました。

  • 大会サイトがアクセス集中でダウン。
  • ルームIDが入力できないなどの不具合が発生。
  • 午前開始のA大会が夜遅くまでかかる。
  • 午後開始のB大会が中止となり、5月4日に振り替え。

シャドウバース rage2020  問題

 午前のA大会が夜遅くまで続いたため、途中で集中力が切れてしまったり、リタイアせざるを得なくなったプレイヤーも少なくなかったようです。これにより、Discordの「雑談・挨拶の場所」だけでなく、「質問場所」のチャット欄も荒れてしまい、余計に運営サイドに負荷がかかって進行が遅れてしまう事態となりました。

 この件に関しては運営に対する批判が多く見られますが、私は参加者側にも少なからず問題があったのではないかと思いました。サイトの復旧が遅れたのは「アクセス集中を防ぐために更新連打をしないてください」というアナウンスを無視する方が多かったことが影響しており、調べれば分かる質問を繰り返して余計に対応を遅せてしまう方もいました。

シャドウバース rage2020  質問

この件に関して、プロチームGxGに所属するフォレスト選手も以下のように発言しています。

 参加者全員がしっかりとルールを理解し運営のアナウンスを聞いていれば、問題はすぐに収束したのではないかと思います。前回は対戦相手へのリスペクトの大切さを実感しましたが、今回は運営側に対してもその気持ちを持つことが大切だと気づかされました。もし次回もオンライン開催となった場合は、誰もが「参加させてもらってるというスタンス」を忘れずにいたいですね。

イベントとしてのRAGEを楽しめない

RAGE-Shadowverse-2019-Summer_会場内の様子

 RAGEは大会ですが、Shadowverseを好きなプレイヤーにとっては盛り上がるお祭りでもあります。シャドバ好きなプレイヤー達との交流を楽しんだり、会場で試合の実況を見たり、抽選会やサブイベントに参加するのもRAGEの大きな楽しみのため、オンライン大会ではそれが体験できないのが残念でした。

 

 

まとめ

  • 「RAGE Shadowverse 2020 Summer」が5月2日~5月4日に開催。
  • 今回は初のオンライン予選。
  • 私は「自然ドラゴン」「機械自然ヴァンパイア」で参加。
  • 大会は「専用サイト」とボイスチャットアプリ「Discord」を用いて進行。
  • 運営からのアナウンスは分かりやすく、Discord初心者でも問題なく参加できた。
  • オンライン開催のメリット:
    • 開催は誰でも気楽に参加出来るのが良い点。
  • オンライン開催のデメリット:
    • Discordを使用出来る環境が必要。
    • スムーズに進行できない可能性がある。
    • イベントとしてのRAGEを楽しめない。
  • 1日目は進行に問題が起き、荒れてしまった。
  • 参加者のモラルやマナーが大事。

 初のオンライン開催となったRAGE Shadowverseでは、残念ながら初日に問題が発生してしまい、参加者側のモラルやマナーが問われる結果となりました。これは、RAGEの参加プレイヤーの平均年齢低下も影響しているのではないかと考えられます。これまでのRAGEはプレイヤー層が大学生~社会人が殆どだったのですが、前回のRAGEから参加資格の年齢が引き下げられており、今回は中学生以上から参加可能でした。

 シャドウバースの対象年齢は7歳以上ですし、子供向けTVアニメの放映でシャドバプレイヤーは増加しています。また、若者は頭の回転が早く適応力も非常に高いため、eスポーツに参加できるようにすべきなのですが、こうした競技シーンでモラルやマナーの欠如が目立ってしまう問題点もあります。こればかりは、事前にゲーム内やメールで注意事項をアナウンスし、プレイヤー各々に良い大会づくりを意識してもらうしかないのかもしれません。

 この件を抜きにすれば、オンラインRAGEは参加しやすくて運営の対応も素晴らしい大会でしたので、次回以降もオンライン開催で全く問題ないと感じました。しかしオンラインでは、会場に赴いて大会に参加した際に感じられる、特有のシャドバ熱が燃えてこなかったのも事実です。コロナウイルスが収束した際には、もう一度オフライン大会に参加できることを願っています。

 二次予選の配信はこちらから視聴できます。また、決勝トーナメント「GRAND FINAL」への出場者を決めるプレーオフトーナメントは、5月16日14時からこちらで配信されます。

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Iori

対人戦のゲームが大好きなゲーマーです。 主にFPS・TPSゲームとDCGをプレイしています。 1人のプレイヤーとしての視点を交えた記事を書いていきますので、よろしくお願いします。

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