インタビュー ビジネス

【インタビュー】有名ブロガー「ponta」さんに会えた

ponta/アイキャッチ画像

ゲームに関する記事を書くにあたって、誰を最初にインタビューしたいかと自問した際に直ぐにその名前は浮かんだ。
Supercellを代表するゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」をプレーしたことがある人ならこの名前を知らない人はいないと言っても過言ではないでしょう。
人気ブログ「クラクラ攻略する人される人」で有名なpontaさんです。
数多くのクラクラプレイヤーがこのブログの愛読者であったと思います。
そして私自身もその中の一人で、こんなにも多くの人を魅了する文を書く人はどんな人なのだろうかという思いから今回のインタビューをお願いしました。


◇スパセルユーザーなら既に多くの人たちに知られていると思いますが、より沢山の方々に知って頂きたいので自己紹介をお願いします。

ponta     pontaと申します。「ponta」というハンドルネームの由来は、初めて勤めた会社の上司がつけてくれたあだ名です。(あのタヌキより前ですよ。)
現在は株式会社ドズル(仮)にて、企業向けのYouTube事業に関する提案、及び放送作家的なことを行っています。
元々は商社に勤めていましたが、趣味で書いていた「クラクラ攻略する人される人」というゲーム攻略ブログで数千万PVを集めるようになり、色々な方に名前を知って頂けました。
その後スパセル公式さんに声を掛けて頂き、様々な企画をアドバイザーのような形でお手伝いしているうちに、こういうこと俺好きだなと思うようになりました。
そして同じくスパセルゲームで名を挙げた有名YouTuberのドズルさんの会社に誘って頂き、ほいほい転職して今に至る感じです。


◇クラクラとの出会いとはpontaさんにとってどのようなものでしたか。

ponta     2014年の夏に友人から「君が好きそうなゲームだ」と薦められてインストールして、ハマりました。
それまでPCのシミュレーションゲームばっかりやっていて、スマホゲームに熱中したことはなかったのですが、クラクラはあまりにも完成度が高くて魅了されました。
特に2015年4月に導入された「クラン対戦」という、クラン(チーム)同士が戦うシステムが神がかっていて、決定的にのめり込みましたね。


◇人気ブログ「クラクラ攻略する人される人」を書くきっかけは何だったのでしょうか。

ponta     「クラン対戦」システムが実装された際、その頃私が入っていた「群馬帝国」というクランは50人ぐらい所属していたのですが、ほとんどの人が対戦に参加していませんでした。
それにも関わらず、当時のリーダーが対戦不参加を咎めることもなく、私を含めた一部のアクティブユーザーが馬鹿を見る状況で、ストレスが溜まり、思い余って衝動的に飛び出して作ったクラン、それが「群馬帝国遠征軍」です。
クラン名は「群馬帝国」から人が数人でも引っ張れたら良いなぁぐらいの志の低さで名付けました(笑)
でも最初は私一人ですから、クランメンバーが最低10人を必要とする対戦は当然できませんでした。
対戦で勝つ為に新クランを立ち上げたのにそもそも対戦自体ができないという矛盾した状況になりました。
その為、仕方なく人集めの為にブログを始めました。最初は50人メンバーが集まったら辞めるつもりでした。


◇わかります!私もクラクラでリーダーをやっていたので、人数集めには必死でした。やはりあのブログを書いたことは大きな変化になったのでしょうか。

ponta     まず、クランが大きくなりました。元々の目標であった50人はあっという間に集まりました。
想定外だったのはアクセス数の多さですね。私はクラクラ以外にもブログをいくつか書いたことがあるのですが、アクセスの伸びが他と段違いでした。
特に私がクラクラについてブログを書いていた2014年、2015年はクラクラの情報が整っていなかった、且つ日本で急速にユーザー数が増えていた時期だったことが要因に挙げられます。
正しい戦場で戦力を集中して戦うと、同じ努力でもこんなにリターンが違うのかと思いました。
私自身は昔とやっていることを全然変えていないのですが。


◇現職に転職されてどのような日々を過ごされていますか。また転職前後での違いなどございましたら教えて下さい。

ponta     前職も良い会社だったので待遇、同僚、お客様、全てに恵まれていて、特に不満はありませんでした。
ただ、これから10年、20年と年齢を重ねていく中で、体力が衰え、パフォーマンスが落ちていくのはどうしても避けられない。
その結果、当然の帰結として、自分の給料と能力が見合わない時がいつか来るなと確信していました。
そうなってからでは会社を追い出されたら詰むなという不安がありました。
そんな漠然とした不安を捨て去り、新しい能力やキャリアを開発できている今は、楽しさしかないです。
あと、社長ドズルのことが大好きなので。彼と一緒に働けるという喜びは得難く、もし給料2倍が提示されても絶対転職しないですね。
今は、公私共に毎日がオフ会みたいな感じです。
あ、でも給料3倍なら転職します。


◇充実した日々を過ごされているようですね。いやらしい話にはなりますが、転職してからのお給料やブログなどによる収入などを教えて頂けますでしょうか。

ponta     有難いことに、転職前後で給与は同レベルにして頂いています。でもこれで終わりじゃなくて、もっともっと会社を大きくしてみんなで幸せになりたいです。
ブログに広告はつけていませんのでお金持ちでも何でもないのですが、今のところ10万、20万は小銭だと思うようにしています。
つまり、ブログはその為の投資と言えばカッコイイ言い方になってしまうのですが、マネタイズが面倒臭いだけというのもあります。
あと、副業でファミ通さんにてライターをやっていますのでその収入もあります。


◇先程ドズルさんが大好きだとおっしゃっていましたが、pontaさんにとってゲーム仲間とはどのような存在ですか。

ponta     前職(商社)や前々職(出版者)では、立食パーティが頻繁にありました。でもあれが苦手で苦手で、非常階段で一人ワインを飲んで時間が過ぎるのを待っていました。
お陰で人脈は狭かったのですが、ゲーム仲間と会うようになって一気に広がっていきましたね。
学生、主婦、経営者、医者、役者、イラストレーター、お坊さん、デザイナー、軍人、フリーターなど色々な方々がいて、当然年齢や稼ぎ方、生き方も皆さん様々でした。
ゲームコミュニティに入るまでは、同じ会社の同僚と愚痴と不満だらけの哀しい飲み会ばっかりやっていたので、世の中にはそれと違う世界が広がっていたと知れただけで、生きるのがとても楽になりました。
特に2015年は前職でマネージメントしていたチームがめちゃくちゃな状況で、上層部からも叱られ続けて鬱寸前になっていたのですが、そのような状況でもクラクラの世界ではリーダーとして良い結果を残すことができ、クランメンバーとも良い関係が築けていました。
逃げと言ってしまえばそれまでですが、「自分にはゲームに仲間がいる」「ドズル君みたいな優秀な人に認められている」というのはその当時の自分を支える土台となっていましたね。
ありがとう、クラクラ!
ponta

pontaさんはそもそも子供の頃からどのようなゲームをされていたのですか。

ponta     村を作ったり壊したり、人が何万人も死ぬゲームばっかりやっていました(笑)。特にコーエーテクモの「信長の野望」が本当に好きでしたし、今もやっています。
コーエーのプロデューサー、シブサワコウさんは私のロックスターですね。彼にインタビューできたら「生涯の夢の一つが叶った」とまで言える自信があります。


◇今注目しているゲームはありますか。

ponta     12月にグローバルリリースが予定されている「ブロスタ」ですね。
「クラクラ」「クラロワ」を作ったスーパーセルのゲームだけに面白いです。中身は文句なし。ワンチャン、次の「荒野行動」になる可能性があるアプリだと思います。
しかしキャラデザインが独特であったり、「私に合わないな」とあっという間に見捨てられるリスクも抱えたゲームなので、そこを乗り越えられるかを注目しています。
先行リリースのカナダ版をやっていますが、やり込めば本当に面白いです。


◇ブロスタはeスポーツに成り得るゲームだと噂されていますよね。昨今急速に成長し始めているeスポーツですが、pontaさんにとってeスポーツとはどのようなものでしょうか。

ponta     業界を語るほど知識はないので、ゲームユーザーの一人としての意見になります。
今、eスポーツという言葉だけが先行していますが、多くのユーザーにとって一番大事なのはそんな大きな括りではなく、自分のやっているゲームだけですよね。
だってフィジカルスポーツだって、「野球好き」「サッカー好き」「ベイスターズ好き」はたくさんいるとしても、彼らだって「スポーツ界全体を盛り上げるぞ!」なんて考えたこともないと思いますよ。
だから大事なのは個別のゲームが盛り上がること、これが基本だと思います。
法律とか大きな仕組みは賢い人が調整して考えて、まずは自分の一番好きなゲームを全力で楽しむことではないかと思っています。
そして自分にできる限りの大会やイベントを開催すること。
ゲームをやって楽しみ、見て楽しむ。それら個別タイトルの熱狂の集合体がeスポーツかなと思っています。
とは言うものの、今年eスポーツというザックリとした言葉がブームになったお陰で人材や施設、資金、PVが集まってくるという良い側面も当然あります。
このバブルがeスポーツを愛する全ての人たちへの追い風になれば最高だと思っています。


◇eスポーツの今後どのようになっていくと思いますか。

ponta     今、日本では「eスポーツって儲かりそう」という訳のわからない期待感から色々な人たちが集まっていますが、そろそろ「eスポーツって思ったよりも儲からないよね」という正体が割れてくる段階だと思っています。
eスポーツは企業が儲からない、選手は将来が不安だというある意味「底が割れた」状態になってから、「とは言え儲かるようにしようぜ」って状況に変わった時に、人材と経験とコネクションを持ち、その新しい仕組みを作り、乗っかれる準備ができている会社が勝つのかなって勝手に思っています。
陳腐な意見ですみません。


◇pontaさんご自身は今後どのようになりたいですか。

ponta     まずは株式会社ドズル(仮)を会社としてしっかりさせたいですね。
個人的には、自分の持っている文章の強みを最大限アウトプットし、それを日本中の人に知って欲しいです。
自分の強みについてですが、私は今年からゲーム記事をファミ通さん始め、様々なメディアで書かせて頂いていて、他のライターさんの力量と自分を比べる機会が多くありました。
それで、優れたゲームライターは押し並べて優れたアナリストであり、インタビュアーであり、レビュアーだと実感しました。
その戦場では自分はトップに立てないなと常日頃から感じていました。
一方、エモいコラムやスピーチ、人々の感情を揺り動かす物語の語り手としての自信はより深まったので、それは使い切ってみたいですね。
まだそこは全然、出し切っていないと思います。
それでいつかは冒頭の自己紹介がいらないレベルになりたいです。そこまでいったら食い逸れないと思います。


◇私から見ればpontaさんの記事は大変魅力的なので参考にさせて頂きたいのですが、記事を書く際にコツや意識していることをアドバイス下さい!

ponta     色々とあるのですが、書くのに悩んだらいつも「ダルビッシュの軽く投げた球は、素人の全力投球よりずっと速い」と自分に言い聞かせています。
つまり、ちゃんとした力量のあるライターなら、軽く書いてもそれなりのものが出来るということです。
逆に、基礎能力がなければどんなに頑張ってもしょーもないものしか書けない。
安易に手を抜けって意味じゃないですよ。そうではなくて、「蓄積された技能はお前を裏切らないから、あれこれ悩む暇があったらどんどんアウトプットしろ」って感じです。
むしろ「傑作を書かねば」なんて気合いを入れている方が、筆が止まって力量が落ちていくと思います。
良くも悪くも、自分は自分なりのものしか書けないと割り切って量産に努めています。


◇最後に有名ブロガーであるpontaさんはいつも取材する側だと思いますが、取材されるのはいかがでしたか。

ponta     嬉しいです!こうした新しい経験は、次のステップに進んだ気がします。ありがとうございました。

◇お忙しい中、快く取材を受けて下さり誠にありがとうございました。取材中もとても丁寧に対応して頂いて本当に素敵な方だと実感しました。またどこかでお会いできる機会を楽しみにしております。

pontaさん
Twitterアカウント
ブログ

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

Copyright © eスポーツタイムズ|esports 総合ニュースサイト, 2018~2019 All Rights Reserved.