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【eスポーツ】FIFAが中長期計画の柱の一つに「eフットボール」

 世界で最も人気のあるスポーツであるサッカー界を統括する国際サッカー連盟FIFAが、eスポーツの市場に熱視線を送っていると朝日新聞GLOBEが報じた。

 2910日、ロンドンでFIFA主催の「eクラブワールドカップ」が開催された。大陸予選を勝ち抜き、参戦したチームは16チーム。マンチェスター・シティー(イングランド)やアヤックス(オランダ)などの7チームは実際のクラブのeフットボール契約選手からなるチームである。会場はイギリスのスカイスポーツのスタジオで、テレビ中継向けにアナウンサーや解説者も実況するなど本物のサッカーの試合さながらの体制で行われた。

 FIFA2018年の夏、「eワールドカップ」をロンドンで開催した。提携するアメリカのエレクトロニック・アーツ(EA)社のゲームタイトル「FIFA18」を採用し、2,000万人を超す予選を勝ち抜いた32人で競い合った。頂点に輝いたのはサウジアラビア出身のMSドサリ選手(18歳)は優勝賞金25万ドル(約2,750万円)を獲得し、20189月に行われたFIFA年間最優秀選手らが表彰される式典にも招待された。

 FIFAeフットボール&ゲーミング部長のクリスチャン・フォルク氏は「仮想現実の世界から、実際のサッカーの魅力にも気づいてもらえるし、その逆もある」と述べた。FIFA2016年秋に発表した中長期改革の柱の一つにeフットボールが選ばれている。

 その一方、国際オリンピック委員会(IOC)2017年ゲーム業界との連携を深める方針を決定したが、早期の採用には消極的な模様。実際のサッカーの試合と比べ、ゲームであれば民間企業が開発した定価8,000円程度のソフトを購入する必要があり、サッカーゲームの企画も統一されていない。またFIFAが提携しているのはEA社だが、日本国内で最も人気があるのはコナミの『ウイニングイレブン』で、2018年夏のアジア大会では、公開競技の種目にも採用されている。FIFAのフォルク氏は「五輪採用にはまだ具体性はない」という。

 但し、オランダの調査会社Newzooは、eスポーツの市場規模が2022年には179,000万ドル(約1,970億円)にのぼり、2017年の約3倍になると試算。子どものスポーツ離れが懸念されているなか、スポーツ競技団体としては看過できない市場の盛り上がりを見せている。

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